2026年01月22日 2m read

クラウド時代の“新しい標準”へ:HENNGE × Cato Networks が切り拓く 次世代IT基盤

Haru Kaneko
Haru Kaneko

HENNGEとの協業で、日本企業のSASE活用を加速 

 生成AI、SaaS、クラウドサービス、ハイブリッドワーク。企業ITはこれまでにないスピードで多様化し、複雑性が増しています。その一方で、日本企業が共通して抱えている課題があります。それは、「ネットワークとセキュリティをいかにシンプルに保ち、どのように“安全で生産性の高い働き方”を実現するか」という点です。 

このような状況を踏まえ、Cato Networks はこのたび、HENNGE One と Cato SASE  Platform のシングルサインオン連携を正式に発表しました。 HENNGE OneとCato SASE Platformは、それぞれIdPとSASEとして日本国内で高いシェアを持つリーダーです。HENNGE社、Cato社のサービスをお使いいただいている方々から、連携の要望が多く寄せられており、それがついに実現したのです。 

参考:HENNGE One、4年連続シェアNo.1を獲得-ITR調査レポート 
2025年度のGartner® Magic Quadrant™のSASE Platforms部門で、Cato Networksがリーダーに選ばれました。 

この協業により、多くの企業が強力な認証を利用した安全なリモートアクセス環境を利用することができます。日本企業のクラウド活用・ゼロトラスト実現・DX推進をさらに加速させるための “新しいITアーキテクチャ” の第一歩です。 

参考: 本件に関する公式プレスリリースは、こちらから 

1. 両社の強みが補完し合う、日本市場に最適化された協業 

HENNGE One は国内 No.1 のクラウドセキュリティ/IDaaS として、多種多様な企業のSaaS利用を支えています。一方、Cato Networks はネットワークとセキュリティを統合したクラウドネイティブのSASEプラットフォームを提供し、世界中の企業に安全で快適なアクセス環境を実現しています。 

今回のSSO連携により、次のような価値が新たに生まれます: 

  • 単一IDでクラウド・ネットワーク・アプリケーションを安全に利用 
  • IP制限やデバイス証明書による強固なアクセス制御 
  • IDとネットワーク管理を統合することで、運用負荷を大幅に削減 
  • 国内ID基盤 × グローバルSASE の最適な組み合わせ 

このすべての要素が日本企業の実情に合致し、現場レベルでの生産性向上に直結します。 

2. この協業が“日本市場”で重要な理由 

日本企業は、特有のIT要件を多く抱えています: 

  • オンプレとクラウドのハイブリッド運用 
  • 企業規模に応じた厳格なコンプライアンス 
  • ITリソース不足と運用負荷の増大 
  • 拠点/本社/工場/海外拠点を跨ぐ複雑なネットワーク 
  • SaaS利用の拡大に伴うID管理の煩雑さ 

今回の SASE × SSO の組み合わせは、日本企業がこれらの課題を解決し、現実的にゼロトラストを実装できる環境 を提供します。 

3. お客様・パートナーにとってのメリット 

HENNGE による強化された認証と Cato の脅威対策、DLP、ZTNA といった各種セキュリティ機能が統合されることで、「認証 → アクセス → 通信 → データ保護」 までを一貫した流れで実現し、ゼロトラストの考え方をより実践的な形で適用できます。 

また、運用面では、SSOによる認証をHENNGEに集約、ネットワークセキュリティをCatoに集約できます(※)。その結果、IT ヘルプデスクの対応工数を含め、運用負荷を大きく削減できます。加えて、HENNGE の国内サポート力と Cato 日本チームの技術的知見が組み合わさることで、日本企業の実情に即した、よりきめ細やかで実践的なサポートが可能になります。 
※共通のIdPとしてMicrosoft ADまたはEntra IDと連携することで、双方にIDの自動同期をすることが可能です。 

4. DX、ハイブリッドワーク、グローバル展開にもたらす意味 

今回のSSO連携は、単なる利便性を向上するだけにとどまりません。 

  • ハイブリッド/リモートワークの最適化 
  • SaaS利用の促進 
  • 全従業員のセキュリティ基準統一 
  • コンプライアンスやゼロトラストの効率的な推進 

これらすべてを、従来よりも 早く、安全に、そしてシンプルに実現できるようになるのです。 

5. この協業がもたらす“本質的な変化” 

日本の企業ITは長年、部分最適が積み重なった結果、構造が複雑化してきました。ID、ネットワーク、セキュリティが別々に運用される構造では、DXもゼロトラストも前に進みにくいのが現実です。HENNGE × Cato の協業は、こうした構造的な分断を解消し、日本企業に統合された次世代ITアーキテクチャを提供する第一歩となります。 

  • 一貫性のあるネットワークセキュリティの設計 
  • シンプルな運用 
  • 強固で最新のセキュリティ 

これらを同時に実現できる点に、この協業の本質的価値があります。HENNGEの国内ID基盤、CatoのクラウドネイティブSASE。これらが統合されることで、日本企業のゼロトラスト実装は大きく前進します。 

私どもは、お客様、そしてパートナーの皆様と共に、これからもクラウドとネットワークの未来を切り開いていきたいと思います。 

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Haru Kaneko

Haru Kaneko

20年以上にわたりIT業界、とりわけネットワーク分野において多様な技術系ポジションを歴任。大手SIerにて、金融・製造業向けの大規模ネットワークおよびセキュリティの設計・構築プロジェクトを多数リード。米国シリコンバレーではビジネスデベロップメントマネージャーとしてグローバルな視点での事業拡大に貢献。さらにアカマイではシニアリード・プロダクトマーケティングマネージャーとして戦略策定と市場展開を推進。2024年よりCato Networksにてアジア太平洋地域のフィールドCTOを務める。CISSP、CCIE Emeritus保有。

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