Cato Management Application

Catoの機能はすべて、Cato Management Applicationとの整合性を考えて開発されており、Cato SASEデプロイメントの真の一元管理が実現します。FWaaS、脅威防御、CASB、DLP、RBIなどのセキュリティエンジンや今後導入されるすべての機能について、ポリシーが一元的に管理され、Cato SASEクラウドプラットフォーム全体で一貫性のある形で適用されます。種類の異なるさまざまなデバイスに構成をプッシュ配信すると、セキュリティポスチャにギャップが生じ、攻撃対象領域を拡大しがちです。しかし、CMAではそうしたプッシュ配信が不要になります。Catoなら、変更内容がほんの数分で組織全体で有効となり、管理者にとっては包括的なセキュリティ対策をグローバルに適用できるという安心感があります。

Catoは、ネットワークとセキュリティ関連のすべての機能を単一のソフトウェアスタックで提供しており、真の統合管理アプリケーションを実現しています。ネットワークの構成、監視、トラブルシューティングは、CMAから一元的に管理されます。お客様は、CatoのEdge SD-WAN、IPsecまたはCross-connectを通じて、またCatoのグローバルプライベートバックボーンによる社内のルーティング、DNS、DHCP、QoS、ネットワークの最適化により、物理ネットワークやクラウドネットワークのコネクティビティを完全に可視化して制御することができます。ネットワークチームとセキュリティチームは、同じプラットフォームを使って協力してインシデントを解決し、効率性と生産性を高められます。

Cato Management Applicationなら、サマリーダッシュボードを通じて、俯瞰的なトポロジービューから特定の拠点、ユーザー、イベントまでを確認でき、企業の環境全体を完全に可視化できます。トポロジービューには、すべての拠点およびユーザーのリアルタイムのステータスが、位置情報、コネクティビティ情報、主要統計情報と共に表示されます。ダッシュボードでは、脅威、クラウドとアプリケーションの使用状況、ネットワークパフォーマンス、リモートアクセスといった重要な側面に関してサマリー情報が提供されます。 イベント検出エンジンは、アカウント内のすべてのイベント（セキュリティ、ネットワーク、アクセス、デバイス）を対象に、条件をカスタマイズして検索を実行できます。CMAなら、リアルタイムビューから履歴ダッシュボードに切り替え、フィルターを適用して特定のイベントリストを表示させるのもほんの数クリックで、管理者にとって非常に効率的な監視＆トラブルシューティングツールとなっています。

Catoなら、ネットワークとセキュリティの管理に使用するのと同じプラットフォーム内で、インシデントに対応できます。セキュリティ侵害を示す各種指標がCato XDRによって「ストーリー」としてグループ化され、専用のCMA XDRワークベンチでセキュリティチームに提示されます。ストーリーを1回クリックすれば、インシデントの詳細が展開表示され、調査ツールの一覧も確認できます。情報を記述するための構文、オブジェクト、イベントやポリシーの参照方法には一貫性があり、容易に理解できます。修復措置はCMAを通じて簡単に開始でき、攻撃に対する企業のリアルタイムの対応能力が強化されます。

組織のセキュリティポスチャを強固に保つには、CMAへの管理者のアクセスを保護し、かつ制御することが特に重要です。CMAは、IT分野の組織構造にシームレスに適合するように設計されており、ご利用のSSOやMFAのプロバイダーおよびポリシーにも対応します。詳細なロールベースのアクセス制御（RBAC）を定義することで、特定の管理者またはチームに対して、特定の地域や責任を負うべきドメインの管理を許可することができます。管理者の行動はすべて包括的な監査証跡に記録され、SASE環境の管理について完全な説明責任を担保することができます。

CMAなら、ライセンス管理とエッジSD-WANハードウェアを可視化できます。管理者は、各拠点、ユーザー、サービスに対するライセンスの割り当て状況を一目で確認し、現在のデプロイメントと今後の成長に適切に対応できます。エッジSD-WANアプライアンスであるCato Socketのステータスは、配送状況の追跡からデプロイ状況、ソフトウェアの更新、返品交換（RMA）まで、デバイスのライフサイクル全体を通じて追跡可能です。ライセンス管理とハードウェアの在庫管理をCMAにまとめることで、管理者はCato導入環境全体を包括的に、かつシンプルに管理することができます。