グローバルプライベートバックボーン

企業は長年にわたって、信頼性が高い適正価格のグローバル接続を探し出すことに苦心しています。現在利用できるグローバルMPLS接続は、高額で帯域幅が制限されています。一方で、インターネット接続は予測不能であり、長距離グローバル接続のレイテンシーが事態を悪化させます。

Catoは、このようなグローバル接続の課題を解決します。Catoのグローバルプライベートバックボーンは、世界中の65ヵ所以上に配備されたポイントオブプレゼンス(PoP)で構成されているプライベートネットワークです。この適正なバックボーンをCatoの担当者が管理しています。

信頼性の高いグローバル接続を低コストで提供

Catoにより、高額なIP-VPNなどのWAN回線を排除して、エンタープライズグレードのグローバル接続にかかるコストを大幅に削減できます。Cato PoPは、可用性、レイテンシー、パケット損失、ジッターに関するSLA保証付きの複数のティア1プロバイダーと相互に接続されています。Catoのソフトウェアは、プロバイダーネットワークのパフォーマンスをリアルタイムで監視します。また、アプリケーションを意識したルーティングアルゴリズムにより、Catoバックボーン全体にわたって最適なPoPを選択します。Catoは、ルーティングを制御し、SLA保証付きネットワークキャパシティのみを使用することで、パブリックインターネットをはるかに凌ぐパフォーマンスを、グローバルMPLSに比べてはるかに低コストで提供しています。

お客様のテストにより、Catoネットワーク全体にわたってのレイテンシーがMPLSに匹敵し、インターネットVPNをはるかに上回ることが示されています。

ピークスループットのWAN最適化

Catoは、グローバルネットワークのレイテンシーを軽減するだけではなく、アプリケーションのスループットを向上させます。WAN最適化を組み込み、TCP効率を大幅に最適化して、サイトやモバイルユーザーのデータスループットを最大40倍向上させています。Cato PoPプロキシTCP接続により、TCPクライアントやサーバーがはるかに大量のデータをより早く送信できます。またCatoエッジは、高度なTCP輻輳制御により、より大量のデータを送受信すると同時に、利用できる帯域幅をより有効に活用できます。これらの技術により、エラー修復に必要な時間を短縮し、パケット損失がデータスループットに及ぼす影響を軽減しています。

WAN最適化をCatoネットワークに組み込み、ハードウェアやソフトウェアを追加することなしに、サイトやモバイルユーザーのデータスループットを大幅に向上させます。

クラウドネイティブソフトウェアによる、イノベーションの加速およびコスト削減

Cato PoPは、完全にマルチテナントかつスケーラブルなネットワークスタックにより、ルート算定、ポリシー適用、セキュリティ検査など、ネットワーキングとセキュリティのコア機能をすべてクラウドネイティブソフトウェアで実行します。このソフトウェアプラットフォームは既存のサーバーで動作し、以前はカスタムハードウェアでのみ達成できた画期的なパフォーマンスを実現します。
専用アプライアンスや専用ハードウェアを調達または導入する必要がないため、レガシー通信ネットワークの技術、運用、コストを大幅に見直すと同時に、ネットワークのフットプリントを迅速に拡張できます。現在、Catoネットワークはすべての主要なビジネスセンターを網羅しています。Cato PoPは主にソフトウェアと標準サーバーで構成されているため、新たなPoPの配備を将来にわたって迅速に進めることができます。Catoは自社でソフトウェアを所有して、お客様がお求めの機能に迅速に対応およびサービス課題を迅速に解決し、運用コストおよびサードパーティライセンス料の削減に努めています。

ネットワーキングとセキュリティのコア機能をすべてソフトウェアで実行するCato PoPは、ロードマップ進捗およびネットワーク運用を前例のない素早さで加速させます。

自己修復アーキテクチャによる、年中24時間体制の運用

Catoは、完全な自己修復アーキテクチャにより、最大限の可用性を確保します。障害の検出、フェイルオーバー、フェイルバックの全面的な自動化により、特定の計画や事前調整の必要性をなくします。Catoソフトウェアの同一コピーを実行する複数のコンピュートノードを各PoPに含み、PoPに接続されるすべてのエッジトンネルにサービスを提供できようにしています。コンピュートノードに障害が発生した場合は、トンネルが自動的に別のノードに切り替わります。PoPへ到達不能になった場合は、接続されているエッジに最も近いPoPに自動的に再接続されます。また、Cato PoPに接続されているティア1プロバイダーに障害が発生またはパフォーマンスが低下した場合、PoPが別の代替ティア1プロバイダーに自動的に切り替わります。

Catoの自己修復アーキテクチャは、障害を自動的に検出して回避します。特定の計画や事前調整は不要です。

エンドツーエンドの暗号化および組み込みセキュリティ

Cato Cloudには、セキュリティを確保する広範な対策が講じられています。すべての通信(PoP間、Cato Socket、Catoクライアント)を、AES-256暗号化トンネルで保護しています。バックボーンへの接続およびトラフィック送信を許可されたサイトおよびモバイルユーザーに制限して、攻撃対象を減らしています。PoPの外部IPアドレスは、特定のAnti-DDoS手段で保護されています。Catoのサービスは、ISO27001認証を取得しています。